シードルを作ろう

シードル……。一般にはりんご酒と呼ばれてますが、【cidreシードル】と綴るのが正しい(と思います…多分)のですが、【ciderシードル】と綴られる場合もあるようです。cider ?多少知識のある方なら解ると思いますが、これってサイダーって読めますよね。でも シードル=サイダー ということではありません。日本で普通サイダーといえばソーダ水(炭酸水)の事を指します。見た目が似ているという理由からだそうです。炭酸水には糖分を加えるのが一般的ですが、シードルには糖分は入っていません。(今回は予備発酵のために砂糖を使用することにしました)
           

それではレポートを基に説明することにしましょう。(偉そうですみません m( _ _ )m )

容器の都合で500mlを作ってみることにしました。
用意したものは
  • 家庭用ジューサー
  • りんご3個(おそらく、ゴールデンデリシャス)
  • 耐圧ガラス瓶
  • ろ過紙(コーヒーフィルターで代用)
  • ワインイースト PASTEUR CHAMPAGNE (パスツール・シャンパン) 0.5グラム
品種に関しては特に気にしなくてもいいと思います。
作り方は簡単で、まず消毒したコップに35℃くらいのぬるま湯100mlと小さじ2杯の砂糖を溶かし、イーストを加えて30分ほど待ちます。

待っている間に、りんごの皮をむいて中身だけをジューサーにかけ、ろ過したもの(果汁ですね)を作って置きます。

実際には2個半で500mlになると思いますので、余った分はジュースとして飲んでしまいましょう。
30分ほどで予備発酵が始まりますので、ガラス瓶に果汁とともに入れて密閉して、8〜10℃の直射日光の当たらない場所(多分、冷蔵庫でもできるような気もします)3週間ほど放置します。待っている間は気になるところですが発酵中ですので、あまりビンに触らない方がいいと思います。

下の方に澱が沈んでいますがこれでいいのです。
発酵が終了して、耐圧ガラス瓶からグラスに移しました。

見てください。泡がちゃんと出るんですよ!画像だけではわかりませんが発泡ワイン風の味です。アルコール濃度は測っていませんが強いとは感じられません。(糖度で変わってきますが15%もないでしょう。)

誰かの誕生日や記念日に添えてみてはどうですか?


おまけの う・ん・ち・く

アルコール発酵の図式
(糖=ブドウ糖+果糖)
果汁 アルコール 二酸化炭素
C6H12O6 酵母 2C2H5OH 2CO2
(ワインイースト)

つまり”糖(果汁)”を酵母で分解してアルコール()と二酸化炭素()をつくることなんですね〜。